肺がん検診として有効な検査方法は?
肺がん検診を受けたいと考えています。どのような検査方法が有効でしょうか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
厚生労働省の研究班は、これまでに行われたがん検診が有効かどうかを評価する研究を行い、その結果を『有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン』にまとめています。このガイドラインは、各検査方法を対象となる集団の死亡率を下げるかどうかによって評価しています。
同ガイドラインが「対象とする集団の肺がんによる死亡率を減少させる」検診方法としているのが、胸部X線検査とハイリスクな人に対する胸部X線検査と喀痰細胞診の併用です。ハイリスクな人とは、喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が400あるいは600以上の人のことです。これらの検査は、科学的な評価に基づき、「実施することを勧める」と判定されています。
人間ドックなどでは、低線量の胸部CT検査も肺がん検診としてよく行われますが、同ガイドラインでは、「死亡率の減少効果が科学的に証明されていない」としています。そのため、自治体や職場で行われるがん検診、いわゆる対策型がん検診として胸部CT検査を実施することはすすめていません。
ただ、個人で受ける検診や人間ドックの場合は、その人の健康状態や検査に対する考え方などによって、検査方法が異なることもあります。がんは早期発見、早期治療が望ましいため、肺がんが心配な人、喫煙歴のある人、家族にがんになった人がいるといった場合は、検査のリスクも考慮したうえで、胸部CT検査を受けるという選択肢もあります。疑問や不安があれば、主治医やかかりつけ医、呼吸器専門医などに相談することをおすすめします。

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