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精巣がん
せいそうがん

最終編集日:2021/12/21

概要

精巣は男性の生殖器で、精子や男性ホルモンのテストステロンを産出しています。この精巣で発症するのが精巣がんです。精巣がんの発生時期のピークは1〜10歳代と20〜40歳代と2回あり、比較的若い男性のがんといえます。

精巣がんはがん組織の性質や悪性度によってさまざまな種類があります。精子をつくる細胞から発症するがんと、それ以外の細胞から発症するがんに大きく分けられますが、90%以上は精子をつくる生殖細胞から発症するがんです。

生殖細胞から発症するがんはセミノーマと非セミノーマ(胎児性がん、卵黄嚢腫瘍、絨毛がん、奇形腫)に分かれます。

原因

精巣がんの発症リスクが高いのは、子どものときに精巣が陰嚢内に下りてきていない停留精巣である場合や近親者に精巣がんに罹患した人がいる場合です。

精液検査で異常がみつかった男性不妊も発症リスクが高いと考えられています。

症状

初期症状は痛みを伴わない精巣の腫れやしこりです。下腹部の重圧感や鈍痛、精巣痛が現れる場合もあります。

進行すると腹痛や呼吸困難、リンパ節の腫れ、体重減少などの症状が現れます。腫瘍から産出されるホルモンの影響で乳首の腫れや痛みが起こることもあります。

検査・診断

陰嚢を触診することで、ある程度の診断がつきます。

くわしくは超音波検査やX線検査、CT検査、MRI検査などでがんの大きさや場所、進行度合いなどを確認します。採取した血液を使って腫瘍マーカー検査も行われます。

精巣のがんは進行が非常に早いので早期発見がとても大切です。

治療

精巣がんの疑いがある場合は確定診断ができていなくても手術を行います。術後に確定診断がつく代表的な病気です。

手術では精巣を鼠径部から切除して病理検査を行い、セミノーマか非セミノーマかを確定します。

セミノーマの場合は抗がん剤による化学療法と放射線療法が、非セミノーマの場合は化学療法が補助療法として選択されます。何もせずに経過観察をしっかり行い、再発時に治療するという方針も選択可能です。

セルフケア

療養中

精巣がんは再発する可能性が高いため、術後も定期的な診察と検査が欠かせません。再発は2年以内に起こるケースが多いといわれていますが、5年以上たってから再発するケースもあるので長期間の経過観察が必要です。

病後

精巣がんは再発する可能性が高いため、術後も定期的な診察と検査が欠かせません。再発は2年以内に起こるケースが多いといわれていますが、5年以上たってから再発するケースもあるので長期間の経過観察が必要です。

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監修

寺下医学事務所医学博士

寺下謙三