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歯周病
ししゅうびょう

最終編集日:2022/1/11

概要

細菌の感染によって歯肉(歯ぐき)や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。歯周病は「静かなる病気」ともいわれ、自覚症状がないまま進行するケースも多くあります。実際、歯周病にかかっている人は多く、成人の80%以上が歯周病だといわれています。

原因

歯と歯肉の境目の歯周ポケット内に歯垢がたまり、そこで発生した歯周病菌が歯周組織に炎症を起こすことで発症します。進行すると歯槽骨などの骨組織が破壊されます。

症状

初期の段階では、歯肉が腫れる、赤みが出る、歯と歯の間にある歯肉が丸くふくらむ、歯みがきの際にときどき出血するなどの症状が出ます。

中等度になると歯に歯石がつき始め、歯と歯の間にすきまができて食べ物が挟まりやすくなります。

歯みがきをすると血やうみが出るようになり、口臭がするようになります。

さらに進行すると重度の歯周病、歯槽膿漏になります。

検査・診断

歯科医院での視診、歯周基本検査(歯周ポケット測定)やレントゲンで判断されます。

治療

炎症を抑えるためには、歯周ポケットにたまった歯石や歯垢をきれいに取り除き、歯周病菌の軽減を図ります。

重症化した場合は、歯肉を切開してうみや細菌を除去する外科的処置や抜歯となります。

部分的に歯周組織が溶けている場合は、特殊な材料を用いて再生治療を実施することもあります。

セルフケア

予防

歯周病は予防できる病気です。毎食後の歯みがきを徹底し、常に口腔内の清潔を保つことが大切です。できれば歯ブラシでのブラッシングだけでなく、歯間ブラシやフロスなどを使い、歯と歯の間に食べ残しや汚れを残さないようにしましょう。

定期的に歯科医院へ通い、検査や治療、歯石の除去をしてもらうことも大切です。

歯周病を放っておくと、歯周病菌が血管を通して運ばれ、ほかの臓器に影響を及ぼすことがあります。詳細は不明ですが心筋梗塞や狭心症、脳梗塞認知症をひきおこすともいわれています。

糖尿病の治療薬であるインスリンの効果を阻害することもあります。

大きな病気をひきおこさないためにも、歯や口腔内に気になる症状があったらすぐに歯科医院で受診することも大切です。

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監修

新高円寺はっとり歯科医院院長

服部重信