更年期の快適な過ごし方
更年期の時期を快適に過ごすための方法や心構えを教えてください。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
更年期とは、閉経年齢をはさんで、その前後10年間ほどの期間をいいます。この時期には、女性ホルモンの減少などによって、のぼせやほてり、発汗、冷え、動悸、めまい、不眠、イライラなど、さまざまな症状があらわれます。これらを「更年期障害」と呼びます。また、この時期から骨粗しょう症や脂質異常症のリスクも増加します。
更年期を快適に過ごすためには、更年期障害の症状を少しでも軽減させることが大切です。そのための方法として、ホルモン補充療法(HRT)、漢方療法、生活習慣の改善などがあります。
(1)ホルモン補充療法(HRT)
薬で女性ホルモンを補充する治療法です。ホットフラッシュ(のぼせやほてり、発汗)などの症状を軽減するほか、膣の乾燥や性交痛、過活動膀胱の改善も期待できます。女性ホルモンを補充することで、骨粗しょう症や脂質異常症、動脈硬化の予防、さらには認知機能の改善に役立つとの報告もあります。
(2)漢方療法
副作用が比較的少ないため、HRTができない人でも行うことができる治療法です。症状によっては、HRTより効果が高いケースもあります。とくに冷えやのぼせ、めまいなどに有効なケースが多いようです。また、肩こりや頭痛の緩和、不安やイライラなどにも効果があるといわれています。
(3)生活習慣の改善
HRTや漢方療法を行うほど重症ではない場合は、毎日の食生活や運動などのライフスタイルの改善も症状の緩和に役立ちます。食生活では、栄養バランスのとれた食事をきちんととること。とくに、大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするため、積極的にとりたい成分です。また、カルシウムやその吸収に必要なビタミンDも、更年期以降に大切な栄養素です。
そのほか、あまり思い悩まず、更年期を前向きにとらえて毎日を過ごすことも必要です。ひとりで悩んだり、閉じこもったりせず、いろいろな人に相談しましょう。

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