高齢者がもちを食べる際の注意点と応急処置
高齢の母はもちが大好きです。もちを食べるときの注意点と、もし詰まらせた場合の応急処置法を教えてください。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
もちによる窒息事故は1月に多く発生し、つまらせて救急搬送されるのは9割が65歳以上というデータがあります。高齢者は噛む力や飲みこむ力が弱くなったり、唾液の分泌が低下したりして、スムーズに食べることが難しくなり詰まらせやすくなります。また、もちには粘着性があり、のどに張り付きやすいといった特性も窒息事故を起こす要因となっています。もちを食べる際の注意点と詰まらせたときの対処法を紹介します。
①高齢者がもちを食べる際の注意点
・小さく切る
口の大きさに合わせ、無理なく飲みこめるサイズにします。
・よく噛む
よく噛んで唾液と十分に混ぜることで飲みこみやすくなり、もちがのどに張り付くことを防ぎます。
・食事の前に口の準備体操をする
食事の前に会話などで口を動かすと唾液の分泌が促されます。また汁物などでのどを潤しておくのもよいでしょう。
・次の一口は飲みこみ終えてから
口の中にまだもちが残っているうちに、次のもちや他の食べ物を入れないようにしましょう。
・食べることに集中して
もちを口に入れたまま話をするのは危険なのでやめましょう。また高齢者がもちを食べているときは、驚かせるような行動はやめましょう。
②詰まらせた場合の対処法
もし詰まらせた場合は、詰まったもちを取り除くための処置を行います。除去の方法には「腹部突き上げ法」と「背部叩打法(はいぶこうだほう)」があり、可能であれば「腹部突き上げ法」を優先し、効果がなければ「背部叩打法」を試みます。ただし、妊婦や乳児では腹部突き上げ法は行いません。異物がとれるまで続けますが、意識がなくなった場合は心肺蘇生法を速やかに始めます。
日本医師会のHPには、気道異物除去の手順と心肺蘇生法手順が掲載されています。
●気道異物除去の手順
http://www.med.or.jp/99/kido.html
●心肺蘇生法の手順
http://www.med.or.jp/99/cpr.html

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