夜眠れずにお酒を飲んでしまう・・・
数年前、仕事の心配事が原因で眠れなくなりました。毎晩ではないですが、眠れない夜はお酒を飲んで眠ることが習慣化してしまい、何年か経ちます。このままではアルコール依存症になってしまうのではと心配です。病院で治療を受けたほうがよいですか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
「寝酒」という言葉があるように、睡眠薬代わりにお酒を飲む方も少なくありません。実際にお酒を飲むことで眠りへと誘われ、あなたを心配事の渦から一時でも救ってくれたのかもしれませんね。
お酒には、脳内の活動を抑制させる伝達物質を刺激する働きがあり、睡眠をうながす効果が認められています。ただし、睡眠が浅くなる、利尿作用により夜中に目が覚めてしまう、酒量の増加による内臓への負担などのデメリットもあります。いずれにしても、お酒ではぐっすりと眠る事はできず、それが習慣化することは決してよいことではありません。
あなたの場合、お酒を飲まずにいられなくなるアルコール依存症というより、眠れなくなる原因を解消する必要があるようです。睡眠にスポットを当てる前に、まずは心配事の整理や生活習慣の改善から始めてみましょう。眠れなくなったきっかけは仕事の心配事とのことですが、それは今現在もまだ解決されていないのでしょうか。寝酒の習慣ができて数年とのことですが、週末に寝だめをしたり、睡眠不足のために昼間ぼうっとしてしまうことが多くないでしょうか。この機会に一度しっかりとこれまでの生活を見直してみましょう。
とはいえ、その見直しにはある程度の時間が必要です。それまでの工夫としてどのようなことができそうでしょうか。お酒は就寝の2~3時間前で切り上げるようにしましょう。お酒の代わりに、夜、あなたをリラックスさせてくれるものはどのようなものでしょうか。例えば、ぬるめのお風呂に入ったり、読書や音楽でゆったりとするのもひとつです。
また、日中を元気に過ごすことは、適度な疲労をもたらし、快眠を得やすくしてくれます。寝具の工夫や不快な音・光を防ぐなど、快眠のための環境づくりも大切です。留意点としては、“絶対に寝ないといけない”とご自身を追いつめないことです。最初は眠りにつくというよりも、身体をゆったり休ませることを意識してみましょう。
ただし、心配事の解決がむずかしい場合や睡眠リズムが著しく崩れている場合には、一人で改善をはかるのはむずかしいかもしれません。また、飲酒量のコントロールが効かない、お酒が手放せない状態の場合も同様です。そのような時は睡眠薬などのお薬の力を借りながら、改善をうながしていく必要があります。無理をせずにメンタルクリニックや睡眠外来のある病院を受診してくださいね。

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