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腎盂・尿管がん
じんう・にょうかんがん

最終編集日:2021/12/21

概要

腎盂とは腎臓でつくられた尿がたまるところで、その尿を膀胱に運ぶ管を尿管といいます。腎盂・尿管がんは、この腎盂と尿管に発生するがんのことで、上部尿路がんとも呼ばれます。比較的まれな病気で、膀胱腫瘍と似た性質をもったがんです。

原因

原因はわからない場合が多いのですが、喫煙、化学薬品、鎮痛剤(フェナセチン)、抗がん剤(シクロホスファミド)、また尿路結石などによる慢性の炎症などが原因ではないかと考えられています。

症状

腎盂・尿管がんのおもな症状は血尿です。がんが進行したり大きくなったりすると、がんがある側の背中や腰、わき腹に痛みが出ることもあります。

近年、目に見えないわずかな血尿も健康診断や検診でみつかるようになり、超音波検査などによって症状が出る前に腎盂・尿管がんが発見できるようになりました。

検査・診断

腎盂がん・尿管がんが疑われる場合、超音波検査や、造影剤を使ったCT検査、MRI検査などの画像検査、尿細胞診検査などを行います。

これらの検査で確定できない場合は、腎盂尿管鏡検査や逆行性腎盂造影検査などをします。腎盂尿管鏡検査は、細い内視鏡を尿道から入れて尿管や腎盂の腫瘍を直接見る検査です。逆行性腎盂造影検査は、尿道から挿入した内視鏡を使って尿管と腎盂に造影剤を流しこみ、がんでいびつになった部分がないかを調べる検査です。

これらの検査は多くの場合、入院して麻酔をして検査をします。

治療

腎盂がん、尿管がんの治療はおもに手術療法です。尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)のがんは1度できるとまたできやすいという特徴があります。そのため、がんができた側の腎臓や尿管、膀胱壁の一部をまとめて切除する手術が一的般です。腎臓は2つあるので、もうひとつの腎臓が正常であれば、手術後の生活にとくに問題はありません。

ケースによっては、化学療法や放射線療法が行われることもあります。

セルフケア

予防

早期発見のためには、定期的に(年1回程度)尿検査を行うことが大切です。

血尿などの異常があったらすぐに泌尿器科で診察を受けましょう。

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監修

寺下医学事務所医学博士

寺下謙三