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角膜ヘルペス
かくまくへるぺす

最終編集日:2022/1/11

概要

単純ヘルペスウイルスが角膜に感染し発症する目の病気です。角膜表面の上皮に病変がみられる上皮型と角膜深部に病変がみられる実質型があります。発症すると目の痛みや充血、悪化すると角膜の損傷により視力低下を起こすことがあります。

治療は抗ウイルス薬の投与が中心です。一度発症すると再発も多いため、専門医の指導のもと適切な治療を受けることが大切です。

原因

単純ヘルペスウイルスが角膜に感染することで発症します。一度感染した後、目につながる三叉神経などに潜んでいた単純ヘルペスウイルスが、疲労やかぜなどによる抵抗力の低下、紫外線、目の外傷などをきっかけに再活性化し、再発することがあります。

症状

目の異物感や充血、痛み、光がまぶしいなどの症状が現れます。角膜上皮細胞で増える上皮型の樹枝状(じゅしじょう)角膜炎や、角膜上皮より奥にある実質に病変がみられる実質型の円板状角膜炎などがみられます。

検査・診断

角膜損傷の程度をくわしくみるため、細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)検査が行われます。検査は、痛みもなく短い時間で簡単にすみます。上皮型では、角膜ヘルペスに特徴的な樹枝状角膜炎の所見が診断の参考となります。

角膜ヘルペスは角膜の知覚が低下するため、角膜知覚検査を行うこともあります。また、必要に応じてPCR法によるウイルスDNAの確認などが行われます。

治療

治療の基本は抗ウイルス薬(アシクロビル眼軟膏)が使われます。実質型にはステロイド薬の点眼も行われます。重篤な場合には内服薬や点滴による治療を行うこともあります。

セルフケア

病後

単純ヘルペスウイルスの再活性化を防ぐことが重要です。

日頃から免疫機能を低下させないように、食生活や睡眠、適度な休養など生活習慣に配慮するとともに、紫外線も再活性化の誘因となるため、紫外線を浴びる機会の多いリゾート地などではサングラスを利用するようにしましょう。

予防

単純ヘルペスウイルスの再活性化を防ぐことが重要です。

日頃から免疫機能を低下させないように、食生活や睡眠、適度な休養など生活習慣に配慮するとともに、紫外線も再活性化の誘因となるため、紫外線を浴びる機会の多いリゾート地などではサングラスを利用するようにしましょう。

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監修

井上眼科病院院長

井上賢治